広島市 20年にMICE誘致100件へ

広島市が国際会議の誘致を強化する。2020年に100件の会議を市内で開催する目標を掲げ、地元大学などと協力して世界の会議主催者にPRしていく。

会議の参加者は一般観光客に比べ滞在期間が長く、消費額も高いと推察されていることから、インバウンドの活性を図る。被爆都市として平和関連の会議が多数開催されていることや、広島大学医学部との連携で医療関連会議の誘致に成功している強みを生かし、訴求を図る。

15年には市内で59件の国際会議が開催された。そのうち、平和関連会議が21件、医療関連会議は14件だった。

市は「グローバルMICE平和都市」として地域ブランドを世界に展開する方針を固めており、15年には観光庁が認定する「グローバルMICE都市制度」にも選ばれていた。16年からは空港や主要な駅から会場へ運行するシャトルバスの助成も実施するなど、支援を強化している。

(公財)広島観光コンベンションビューローの辻氏によると、6月には市内で初となる「国際行動神経科学会(IBNS)」が開催されるなど、誘致の機運が高まっているという。

市の観光政策部の田山氏は「15年に広島大学と提携し、共同で国際会議の誘致に注力している。市内特有の観光資源を生かしたユニークべニューの開発も進めながら、連携を取って誘致活動にあたりたい」と話した。


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国際イベントニュース 編集部 長谷川遼平

2012年入社。賃貸住宅に関する経営情報紙『週刊全国賃貸住宅新聞』編集部主任。起業・独立の専門誌『ビジネスチャンス』にて新市場・ベンチャー企業を担当。民泊やIoTなど、新産業を専門に取材中。

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