長谷川遼平のイベント取材日記(13)

  • 2017/5/9

日本のへそで起きる争い

栃木県佐野市には、「どまんなかたぬま」という道の駅がある。列島最北端の北海道・宗谷岬と、九州最南端の佐多岬を起点とし、両端から日本海・太平洋の海岸部へ同じ距離となる地点を探す。それら4つを結んでできた四角形の中心点、いわば日本の「へそ」とも言える場所が、佐野市である。

ところが、展示会産業において「へそ」となると、話は変わる。リードエグジビションの石積忠夫社長は12日、主催するイベントの中で「名古屋は、いわば日本の中心地です」と挨拶した。東京・大阪を展示会産業の2大都市とするならば、名古屋はまさに中間に位置する都市。視野を広げて愛知県として見れば、トヨタ自動車に代表される産業地域でもあり、日本のものづくりの中心とも言える。

そんな地域だからこそ、新たな展示場を造ろうと声を上げる人が複数出てくるのも無理はない。市と県による泥沼化した整備計画のことである。両者が新たな展示場を造ったとして、どれほどの展示会が開かれるのか。主催者の声は届いているのか。造っても使われなければ意味がない。いさかいばかりが注目を集め、本質を逃してしまっては、やがては非難の的となる。


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国際イベントニュース 編集部 長谷川遼平

2012年入社。賃貸住宅に関する経営情報紙『週刊全国賃貸住宅新聞』編集部主任。起業・独立の専門誌『ビジネスチャンス』にて新市場・ベンチャー企業を担当。民泊やIoTなど、新産業を専門に取材中。

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