京都市 地方自治体や運営会社など関係者100名超が参加

14~15日、品川プリンスホテルメインタワーにて「グローバルMICEセミナー」が開催された。政府が推進するMICE国際競争力強化のための各都市への支援の取り組みや、誘致活動の促進を広めるためのセミナーで、全国の自治体やコンベンションビューロー、会議運営会社などが参加した。講演は外国人の参加者に向けて通訳を交えて実施された。観光庁の田村明比古長官が挨拶するほか、観光庁が実施する「グローバルMICE推進都市」支援の取り組みが紹介された。また、マレーシアのサラワクコンベンションビューローのDylan Redas Noel氏などをはじめとする海外の誘致活動の事例を紹介する講演も行われた。2月28日には京都烏丸コンベンションホールにて「京都MICEセミナー」が開催された。京都市が主催するイベントで、地方自治体や運営会社など関係者100名超が参加した。

セミナーでは観光庁国際観光課の田中由紀課長が政府のMICE戦略について講演するほか、世界的ミーティングプランナー組織であるMPIの山本牧子会長がトレンドについて話した。MICEを巡っては、開催に伴う観光産業などへの経済効果が高いことから、世界各国が誘致に注力している。これを受け、観光庁は一定水準以上の誘致力を備える14都市(東京都・横浜市・京都市・神戸市・福岡市・大阪市・名古屋市・愛知県・札幌市・仙台市・千葉県・千葉市・広島市・北九州市)を「グローバルMICE都市・強化都市」としてノウハウの伝授などの支援を行っている。

開催数 日本は7位

国際会議の開催件数は世界的に上昇傾向にある。MICEの市場動向をレポートするICCAによれば、2015年に世界全体で開催された国際会議の件数は1万2076件にのぼる。06年は8877件で、そのうち半数以上がヨーロッパで開催されている。一方、日本での開催件数は06年が277件で、15年は355件となっている。開催件数が最も多いのはアメリカで、約900件。日本は世界7位となる。近年、各国がMICE誘致に注力していることから、競争は激化の一途をたどっている。日本はアジア圏では開催件数が最も多いものの、2位につける中国が300件超と大差ない。また、韓国は14~15年の1年間で45件伸ばして250件超に達するなど急激な伸びを見せており、日本は早急に誘致強化を図る必要があるとされている。


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国際イベントニュース 編集部 長谷川遼平

2012年入社。賃貸住宅に関する経営情報紙『週刊全国賃貸住宅新聞』編集部主任。起業・独立の専門誌『ビジネスチャンス』にて新市場・ベンチャー企業を担当。民泊やIoTなど、新産業を専門に取材中。

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