国によって異なる らんの楽しみ方

▲相模洋蘭園(神奈川県平塚市)の大場利一さん

らんを愛でる風習は18世紀の後半に英国で始まったと言われる。保湿、加湿が必要な「カトレア」という品種の栽培が、ブルジョア層の遊びとして流行した。日本では、徳川11代将軍家斉が和蘭の一種である「風蘭」を楽しんだといわれ、明治期に入ると洋蘭とその愛好文化が持ち込まれた。
今でも、大企業の経営者に著名な愛好家は多いが、10年前をピークに値段は下がり始めているという。当時は1000万を超える値が付くこともあった。栽培技術に関する情報を手に入れる人が増えたため、かつては珍しかったものの数が増えてしまったことが背景にある。

世界らん展実行委員会のメンバーとして26年前から活動する相模洋蘭園(神奈川県平塚市)の大場利一さんは、必ずしもそのことを悲観していない。アメリカやドイツでも蘭の愛好家は多いが、もっと手軽な庶民の楽しみだ。「日本でも愛好者が増えてくれれば。裾野が広がるのが一番だから」


国際イベントニュース 編集長 東島淳一郎国際イベントニュース編集長 東島淳一郎

2009年全国賃貸住宅新聞社入社。劇団主宰者から銀行勤務を経て30歳で記者に転身。7年間の記者生活を不動産市場で過ごす。2016年9月、本紙創刊とともに現職。

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