▲事務局は4人。手さぐりで運営に挑む

スマホゲーム開発のSSJ(東京都板橋区)とグラティーク(同新宿区)は4月15~16日、神保町のテラススクエアにてスマホゲームだけを集めた展示会「Smartphone Game Festival in TOKYO 2017 SPRING」を開催する。両社は創業間もない中小企業で展示会を主催した経験もないが、手作りでイベント開催に挑む。

2回目の開催に繋がる仕組みを作っていきたい

出展者の募集をはじめたのは今年2月だ。23日時点で出展社数は28社。北海道から九州、韓国と、さまざまな場所から集まった。カドカワグループのドワンゴ(同中央区)や楽天(同世田谷区)の出展にもこぎつけた。発起人はSSJの成秀才(ソン・スゥジェ)社長だ。同じくゲーム開発に携わるエンジニアを集め、現在は4人でイベントの事務局業務を行っている。

▲SSJの成秀才社長

「PRに巨額の予算をあてられない中小企業が作るスマホゲームを、多くの人に体験してもらう場を作りたい。出展料は基本無料で、2小間の場合は20万円。運営費用などが捻出できれば、利益は出なくてもいい」と成社長は言う。費用は無料といえど、初のイベントとなると出展社もなかなか集まらない。「大手企業にも声をかけたが、『うち以外にはどこの大手が出るの』と一蹴される。まずはイベントの形を作るため、ゲームのダウンロードランキングを見て、片っ端から開発会社に連絡を取った」という。

今後の課題は集客対策だ。来場のターゲットはスマホゲームに関心を持つ者。一般には10~30歳の男女といわれている。集客方法は2つ。1つは転職支援を行うワークポート(同品川区)を通じて、同社のサービスに登録する2000名に告知を行う。2つ目は、学校向け教材を制作する(公財)画像情報教育振興協会(同中央区)を通じて学生へPRする。

▲グラティーク 高橋玲央奈社長

グラティークの高橋玲央奈社長は「若者が集まる場所や団体を考え、提案して回った。あとは、会場近くの飲食店を回って、ポスターを張ってもらう」と話す。わずか4人ではじめたイベントは、多くの企業を巻き込んで走り始めた。初開催への不安は残るが、運営に携わる杉戸翔さんは「1回目で完璧なものは作れないかもしれないが、2回目の開催に繋がる仕組みを作っていきたい」と語る。


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国際イベントニュース 編集部 長谷川遼平

2012年入社。賃貸住宅に関する経営情報紙『週刊全国賃貸住宅新聞』編集部主任。起業・独立の専門誌『ビジネスチャンス』にて新市場・ベンチャー企業を担当。民泊やIoTなど、新産業を専門に取材中。

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