投稿動画の得票で決まる出場者

▲モテワンコンテストのWEBサイトでは、演者のランキングが掲載された

ファンが客を連れてくる

まだ世に出ていないお笑い芸人、バンドマン、ダンサー、モデルたちのコンテストに、1万人が集まった。有名タレントを使わず、テレビや紙媒体への広告出稿もせず、集客に使ったのは投稿動画に視聴者が投票するWEBサイトと、ツイッターだけだ。イベントを発案した辻幸範さんは、それぞれの演者が持つ、特定の強いファンに対する集客力を統合して大舞台を整えた。

昨年12月3日に、幕張メッセで初めて開催された「モテワンコンテスト」に参加した演者は、WEBの動画で視聴者の票を獲得した上位者たちだ。「お笑い芸人」「バンド」「ダンサー」「美男美女」「スピーチ」という5つのカテゴリーから選出された20組がステージに立った。事前投票は10月1~30日に行われ、5万人が投票した。投票初日に5万人がサイトに集まり、サーバーが落ちる想定外のトラブルも起きた。

投票に参加した42万人は、必ずしも動画を見た人とは限らない。演者のファンに頼まれた人が大勢いるからだ。モテワンコンテストのWEBサイトでは得票数がリアルタイムに表示され、誰が上位にいるか一目でわかる。ファンは目当ての演者をコンテスト当日のステージに上げるため、自分の友人に投票を依頼したのだ。

さらにツイッターアカウントから投票した場合には、10票を与えた。投票した人のツイッターにコンテストに参加したことが掲載され、情報が拡散することをねらったのだ。友人を介して情報が伝播するツイッターの特性と、応援する対象を勝たせたいと思うファン心理を融合させたことが、42万人の投票につながった。

イベント当日、生放送の映像配信サイト「ニコニコ生放送」で、ステージの様子を8時間中継したところ、総勢5万人が視聴した。辻さんは、そのうち、2万5000人が当日の投票に参加したことに注目する。わざわざ生放送につなぎ、投票まで参加した人はイベントそのものを楽しんだと考えられるからだ。「目当ての演者を見に来た人が、モテワンコンテストのファンになってくれれば嬉しい」


国際イベントニュース 編集長 東島淳一郎国際イベントニュース編集長 東島淳一郎

2009年全国賃貸住宅新聞社入社。劇団主宰者から銀行勤務を経て30歳で記者に転身。7年間の記者生活を不動産市場で過ごす。2016年9月、本紙創刊とともに現職。

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