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燕三条ブランドを海外にも広めた30年の出展【海外バイヤーつかまえた】ナガオ
- 2019/12/19
ナガオ(新潟県燕市)
@ 東京インターナショナル・ギフト・ショー

キッチン雑貨メーカーのナガオ(新潟県燕市)は、海外バイヤーに向けた燕三条ブランドの認知度が高まったことで、海外との取引が増加している。燕三条ブランドを掲げ「東京インターナショナル・ギフト・ショー」に出展を始めたのは30年以上前からだ。「燕三条の高品質金属というブランドイメージが海外バイヤーに響いた。地道に展示会に出続けたことで、認知につながったと考えている」(長尾哲宏代表)。ここ数年は「国際雑貨EXPO」にも出展している。
取引先が多い国は、韓国、中国、香港、台湾だ。欧米など他地域のバイヤーも興味は示すが、物流体制が障害となり成約につながらないことが多い。年商に占める海外売り上げは3割に達するが、これまで海外展示会の出展は一度もない。
海外の主な購入層は所得水準の高い人だ。輸送コストが商品代金に乗る分だけ、日本市場の1.5~2倍の価格で取引されるからだ。それでも品質に対する信用がある日本製品の人気は高い。燕三条ブランドのテーブルウェアを求める海外バイヤーが、ネットを介して問い合わせてくるケースも増えてきた。
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20代後半から出版社に勤務。中小企業向けの経営情報誌「COMPANYTANK」元編集長を経て、40歳でフリーに。2017年から国際イベントニュース編集部にも参加。趣味は麻雀と競馬。学生時代は雀荘で働き、腕を磨いた。