経済効果失う五輪に意味はあるのか~シリーズ五輪の影③~

新規顧客の半分がなくなる

「年間新規顧客の50%程度を、展示会で出会う顧客が占めている」と話すのは、ドリームベッド(広島市)の小出克己さんだ。同社はベッドやリビングソファ、インテリア用品の製造・販売を手掛けており、全米売り上げ1位を誇るマットレスブランド『Serta(サータ)』をはじめさまざまなラグジュアリー製品をつくっている。

ビッグサイトで毎年開催される『国際ホテル・レストランショー』と『国際家具見本市』は、同社の販売戦略の中で欠かせないイベントだ。各事業・製品の年間売り上げの約10%が同展示会での商談を基としており、企業・ブランドの認知拡大を図る絶好の場となっている。五輪開催に伴いこれらの展示会が開催できなくなれば「売り上げ獲得に深刻な影響が出ると思われる」と肩を落とす。

小出さんは「単純に、同じ目的の展示会が他地域で開催されたとしても、効果低減は避けられない。来場者の大半が展示会見学に合わせ、東京地区での取引先訪問、関連行事出席等も予定しているケースが多く、調整が難しく参加しない先も多くなるのではないか」と話す。


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国際イベントニュース 編集部 長谷川遼平

2012年入社。賃貸住宅に関する経営情報紙『週刊全国賃貸住宅新聞』編集部主任。起業・独立の専門誌『ビジネスチャンス』にて新市場・ベンチャー企業を担当。民泊やIoTなど、新産業を専門に取材中。

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