展示会・見本市の来場者に開催情報を取得した情報元を聞いたところ、「イベントの専用ホームページ」と答えた人が、46.8%だった。日本イベント産業振興協会(東京都千代田区)が毎年発表している「イベント消費規模推計報告書」の調査結果によるもので「テレビ番組での情報やニュース・CM」(34.2%)、「仕事関係」(27.0%)、「ソーシャルネットワークサービス」(14.4%)を抑えてトップだった。

展示会情報の取得はどこで?
SNS利用者4年前0%から今期14.4%へ

設問では、情報を「どこで見聞きしたか」「何を使って自ら集めたか」、また、来場を決めるにあたり「最も影響が大きかったもの」について聞いた。このうち、「イベントの専用ホームページ」と答えた人が46.8%に達したのは「どこで見聞きしたか」の設問に関するものだった。「何を使って自ら集めたか」に関する回答でも41.4%が「イベントの専用ホームページ」と答えており大きな差はなかった。

一方、参加を決めるにあたり「最も影響が大きかったもの」の回答でも「イベントの専用ホームページ」を選んだ人が一番多かったが、割合は27.9%に下がった。「仕事関係」は21.6%で、「どこで見聞きしたか」と5.4ポイントの差だった。

ここから見えるのは、イベントの存在を知り、詳細な内容を確認するまではウェブを使うが、その情報だけでは来場を決めるまでには至っていない来場者が多いことだ。また、仕事上の関係者からもたらされる情報で、来場するかしないかを決める人が多いこともわかる。

日本イベント産業振興協会は2013年から毎年調査を行っている。設問の内容は当初から変わっておらず、17年の報告書では「見本市・展示会」参加者の44.0%が「イベントの専用ホームページ」で情報を得たと答えている。16年が35.4%、15年が29.9%であり、年々、その数は増えていることがわかる。

また、「ソーシャルネットワークサービスを見た」と答えた人は、15年の調査では0.0%だった。その後、16年に7.7%、17年に9.5%、18年に14.4%とこちらも数字が伸びている。日本イベント産業振興協会の加来雅章企画推進部長は「見本市・展示会に限らず、あらゆるイベントカテゴリーでウェブを見て来場する人の割合は増えている」と話す。

一方、展示会主催会社に聞くと「何を見て来場したのか厳密に判断することは今のところ難しい」(リードエグジビションジャパン・田中嘉一常務)という声が大半だった。来場申し込みをウェブで行っていながら、当日受付に並ぶ来場者が多いからだ。「セミナーの聴講申し込みをウェブに限っていることもあり、年々ウェブの事前登録者数が増えていることは間違いない」(UBMジャパン・関根暢明マネージャー)

調査は、2017年の間に1回以上国内で開始されたイベントに参加した1000人に対して、インターネットで行われた。調査対象となるイベントには会議、スポーツイベント、文化イベントなどあらゆるものが含まれており、「見本市・展示会」はその中の一つだ。1000人中、「見本市・展示会」に参加したと答えたのは111人だった。

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国際イベントニュース 編集長 東島淳一郎国際イベントニュース編集長 東島淳一郎
2009年全国賃貸住宅新聞社入社。劇団主宰者から銀行勤務を経て30歳で記者に転身。7年間の記者生活を不動産市場で過ごす。2016年9月、本紙創刊とともに現職。

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