狙いはベトナム、世界進出サポートします~東邦銀行(福島県福島市)~

福島県を地盤とする東邦銀行(福島県福島市)に国際営業部ができたのは2015年。現地法人の設立や、海外進出資金の融資で地元企業を支援する。メンバーは本店に常駐する5人のほか、国内外の提携銀行に5人が出向する。佐々木和浩部長に話を聞いた。

世界進出サポートします~東邦銀行(福島県福島市)~
進出先はベトナムが7割

ベトナム進出企業が中心

我々に持ち込まれる案件の7割がベトナム進出を目指しています。半導体製造業、縫製メーカー、建設資材メーカーや土木工事会社が現地法人を設立したいという内容です。当初は日本向けの商品を作る生産拠点をつくるものでしたが、今は、現地生産して現地で販売する事業モデルが大半です。それ以前はタイ進出案件が多かったのですが、人件費の高騰からベトナムに中心が移りました。

課題は現地社員の採用・人事

進出企業は、技術力に関して世界で戦える力を持っています。課題となりやすいのが、現地従業員の人事・総務、採用などのマネジメントにかかわるものです。退職者が絶えず、苦労する企業は多く見受けられます。特に、日本語能力が求められる管理職を求める企業は多いものの、定着率は低い傾向にあります。最近は、福島県内の大学に留学する学生を日本で雇用し、日本の企業文化を教えた上で、現地に派遣するなどの他社の事例を紹介しています。

単独あるいは共同融資も

国際営業部 佐々木和浩部長

融資の中身は、現地法人への単独直接融資もあれば、国際協力銀行(JBIC)との共同融資もあります(これまでに3件)。JBICには職員が一人出向しています。また、現地法人を当行が保証し、現地銀行が融資をするパターンもあります。融資は円で行われるため、融資を受けた企業側は現地通貨のドンに替えなければなりませんが、返済は円で行っていただくため、融資先の企業には為替リスクが発生します。一方で、金利は日本が圧倒的に低いため、企業は現地の銀行からの融資と、当行からの融資についてそれぞれのリスクを計算し、資金を調達しています。

商談会も開催

国際営業部は、バンコク、ハノイ、上海で毎年1回、現地で開催される商談会に地元企業とともに参加する。福島県とも連携し、毎回5、6社が参加する。ハノイでの商談会は今年が2回目で3月に開催された。


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国際イベントニュース 編集長 東島淳一郎国際イベントニュース編集長 東島淳一郎
2009年全国賃貸住宅新聞社入社。劇団主宰者から銀行勤務を経て30歳で記者に転身。7年間の記者生活を不動産市場で過ごす。2016年9月、本紙創刊とともに現職。

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