使用期間で交渉続く

幕張メッセ 組織委との間で隔り

幕張メッセ(千葉市)とオリンピック組織委員会の間でも、オリンピック中の会場使用期間について、交渉が続いている。メッセ側は競技期間を含めて3カ月間を希望しているが、組織委員会の要望はそれよりも長く、両者の間で大きな隔たりがある。

幕張メッセでは7月24日~8月9日のオリンピックと、8月25日~9月6日のパラリンピックで競技が予定されている。競技に合わせた改修の予定はなく、担当者は「館内の仮設工事で対応するものと想定している」と話す。

館内工事を行うのは、競技スペースに併設されるドーピング検査会場に給排水設備を用意するだけだ。「それも1カ月あれば充分に終わらせることができる」とメッセは主張する。

2012年のロンドン大会では、展示会場を競技場として利用した際、準備を含めて3カ月で済ませた事例もあるという。

来年度以降、幕張メッセの展示棟を所有する千葉県は、150億円規模の大規模改修を予定する。

オリンピックに合わせて、施設の老朽化が目立つ部分から、改修工事を進める予定だ。議会の承認がおり次第着工する。

 


国際イベントニュース 編集長 東島淳一郎国際イベントニュース編集長 東島淳一郎

2009年全国賃貸住宅新聞社入社。劇団主宰者から銀行勤務を経て30歳で記者に転身。7年間の記者生活を不動産市場で過ごす。2016年9月、本紙創刊とともに現職。

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